「硫黄島からの手紙」を見てきました。
なんと言うか、重い。
すっごく重いです。
戦争は容赦ないという感じがよく出ていたと思います。
渡辺謙が演じていた栗林中将ですが、アメリカ・カナダに留学(駐在)経験があったとは知りませんでした。
と言うか、栗林中将の存在も、この映画で初めて知ったぐらいなので。。。
それと印象的だったのが伊原剛志演じる「バロン西」。
ロサンゼルスオリンピック馬術金メダリストの西はアメリカでもとても有名な人だったらしいですね。
馬を空爆で死なせてしまうシーンでは涙をこらえるのに必死でした(;´Д⊂)
金メダルをとった愛馬「ウラヌス」もバロン西の死後1週間後に亡くなったそうな。。。
Letters from Iwo Jima : Memorial to Baron Nishi
↓こちらは栗林中将の絵手紙だそうです。
Letters from Iwo Jima : Picture Letters of Gen.Kuribayashi
バロン西が死ぬまで離さなかったウラヌスのたてがみが、1990年アメリカで発見され、現在は本別町の歴史民俗資料館(Wikipediaでは博物館となっているが・・・)にあるそうなので、今度行ってみようかな。
ん・・・展示はされていないのかな??
ウチの祖父が軍馬の調教師をしていた(という話を聞いたことがある)ので、軍馬にはなぜか引き寄せられるものがありまする。
もう祖父も他界して、昔の話も聞けないし(もっと聞いておけば良かった・・・とは後の祭り)、当時の軍馬関係の資料など少し調べてみたくなってきました。
少し話がそれましたけど。
なんと言うか、最近の映画はサラウンドも凄いし、映像も凄いし、戦争モノだと本当にその場にいるような感覚になりますわな。。
実際、そんなことにはなりたくはないですよね。
戦争なんて、行きたくない。
死にたくないよ。
そして、この映画がアメリカ人によって作られたという事がもっとも驚くべきことなのかも。
日本人の気持ちというのを理解しようとするのは、結構大変なことだったのではないかと思われるのですが、見事にその辺りを表現しています。
最近の世の中では理解しがたい事件などが起こったり、他国との関係についても「理解できない」「わかんない」と言ってしまうと、すべてを放棄することになりかねない。
まずは「理解してみよう」と努力することが大切なのではないか・・・と思ってみたりもしました。
結論。
やっぱクリント・イーストウッドは偉大だ☆
まだ「父親たちの・・・」は見てないのです。 (。・x・)ゝ
追記⇒
いろんな場所で、様々に言われているようですね、この映画。
「戦闘シーンが少ない」「ディテールに甘い」等々。
オイラが思うに、クリント・イーストウッドがこの映画で描きたかったのは
めちゃくちゃリアルでグロい戦闘シーンでもなく
軍事ヲタを満足させるような兵器や戦術でもなく
戦争が無ければもっと長く生きられたであろう人々
だと思うのです。
って、これは彼自身の言葉ですが。
それと、議論し合う人たちがいるってことは、イーストウッドの思惑通りですね、きっと。
あーでもないこーでもないと、皆が考えることは
監督の狙ったところでもあるわけですから。
今頃、イーストウッドは一人ほくそ笑んでいることでしょう( ̄ー ̄)ニヤリ
kakureも観てきました(ははは)。
Iow Jima 、ホント、いい映画だった!!!
センソー映画はあんまり観たいと思わないんだけれど、
これは、センソーというテーマを遙かに越えた
タマシイのドラマだね!
栗林中将、バロン西は文句なくカッコいい!
ニッポンのタマシイだ。
もう一人、パン屋もカッコいい!
戦場という極限の状況にいながら
自分を見失わないしセンノーされない、
ケンコーなタマシイを保つのはむずかしい。
最初から最後まで、バックに重低音がドド〜ンと鳴っていたね。
なんとも不気味。
やっぱ、戦争放棄を掲げた日本の憲法はすごいと思うな。
みんなはどうかな?
年末年始、是非観てね!と勧めちゃう。
>kakureさん
そうですな、年末年始オススメの映画ですね。
61年前に硫黄島で散っていった兵士たちの一人一人に
ドラマがあったわけですよね。
知らなきゃいけないことが沢山あるのですなぁ。
これからは戦争を知らない世代が
戦争を語り継いでいかねばならないのですよねぇ。