(今回はちょっと真面目モード。)
B’zを聴くようになったのは、けっこう最近のこと。聴き始めたきっかけ・・・・。
それは友達が聴いていたから。
でも、その友達とB’zについて語り合うことはほとんど無かった・・・。
なぜなら、その友達は死んでしまったから。
気づいた時には、もう彼はいなかった。
彼の死を知ったのは、暑い夏の朝だった。
母からその知らせを聞いたとき、僕は部屋で一人で泣いた。いなくなって初めて気づく、彼の存在の大きさ・・・。
なんということか。もっと一緒に遊べば良かった。もっといろんな話をすれば良かった・・・。
でも、今さら何を思っても、彼は戻ってこない。死んだ人は帰ってこない。
自分はいったい、彼のために何かをしただろうかと、一人後悔していた。お通夜に行く途中、車の中でずっとB’zをかけていた。
せめて、彼の大好きだったB’zをかけて、送ってあげたかった。お通夜では、大事な一人息子を亡くした悲しみを押し隠し、
周りに気を配るご両親の姿が痛々しかった・・・。
帰りもB’zをずっと聴いていた。それから僕は、少しでも天国にいる彼に聞こえるようにと、B’zを聴き始めた。
そういう意味では、僕は純粋なファンではないのかもしれない。でも、聴いていくうちにだんだんとハマッテきた。彼は特に歌詞に共鳴していた。だから、僕も歌詞カードを見ながら、聴いていた。ライブにも行き、その時は必ず彼の写真を持っていった。少しずつだけど、彼の世界が見えてくるような、そんな思いを感じながら・・・。
毎年、夏になると、彼の家に行って、B’zのライブ土産を置いてくる。いつも、パンフレットくらいしか買えないけど・・・。単なる自己満足かもしれない。もし彼が今も生きていたなら、ライブに行き、グッズを買うだろうという単純な思いからでもある。 しかし、僕にとっては、これが精一杯の供養なのである。
明日も明後日も、天国でB’zの曲が流れますように。