沖縄・美(ちゅ)ら海水族館で起きた奇跡と感動のトゥルーストーリー
尾びれを失ったイルカのフジを救うため、
世界初!人工尾びれプロジェクト。
イルカにとって尾びれを失うことは、死ぬより辛いことかもしれない。
ただプールに浮いているなんて、生きていることにはならないのかもしれない。
フジがまた泳げるようにと努力を続ける水族館の関係者、ブリヂストンの技術者の方達の苦労が伝わってきます。
松山ケンイチ演じる獣医師の一途っぷりというか一直線なところがいい。
そして何よりフジの泳ぐ姿が気持ち良さそう。
人間もそうだけど、全てを失ってしまう時があるかもしれない。自分もそういう時があった。今でも状況はそんなに変わらないかもしれない。
でも、捨てる神あれば拾う神あり。
完全に前のように、とはいかないかもしれないが、諦めてはダメなのだ。
そんなことを思わせてくれた映画です。
内容からして熱血な雰囲気をイメージしていたのだけど、どことなくドライな感じもしました。
ストーリーは盛り上がってくるんだけど、気持ちはどんどん落ち着いてくるような妙な感じ。
知らず知らずにイルカを見ながら癒されていたのかな。
月明かりの下でイルカと泳ぐシーンはちょっとうらやましいと思った。